研究紹介
金コロイドのお話(0)
 

  金コロイドとは金のごく小さい粒子が溶液や固体の中に分散している状態です。粒子のサイズは数ナノメートルから数百ナノメートルくらいです。1ナノメートルは1メートルの1000,000,000分の1ですから、極限的な小ささであることが分かると思います。

 金のコロイドは古くて新しいテーマです。古い方では17世紀からガラスや陶磁器の着色に用いられてきたそうです。また、あのファラデー先生が研究されていたそうで、以来150年、常になんらかの形で研究され続けてきた材料です。なぜそんなに長い間注目を浴び続ける材料であったかというと、それはもう色!です。ふつうの金はいわゆる「きんいろ」をしていますが、金のコロイドは赤や赤紫の非常にきれいな色をしています。

 下の写真の赤い色はガラスの中に分散した金コロイド粒子の色です。通称「金赤」(きんあか)と呼ばれます。写真だと分かりにくいですが、透明な感じのなんとも言えない雰囲気の赤色をしています。デパートなどのガラス食器売り場で「金赤」のガラスを探してみて下さい。ただし大変に高価ですから、壊さないように気を付けて、、、

 

Y. Niidome

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