チオール化合物で表面を修飾することにより有機溶媒中に分散した金コロイド粒子にパルスレーザーの強い光を照射すると、非常に大きな球形粒子が得られることを見い出しました。水中に分散した金粒子ではこのような激しい粒径の増加は観察されません。一般にレーザーを照射された金粒子の凝集・溶融・断片化(フラグメンテーション)などの変化が起こるのですが、溶融によってチオール化合物を失った金粒子は有機溶媒中に安定に分散できない為に、断片化が起こっても粒子はすぐに凝集してしまい、結果的に粒径の成長は続く、、という現象が起こっていると考えられます。
まとめ
有機溶媒に分散した金コロイドにパルスレーザーを照射するとひたすら粒子は大きくなる!
Y. Niidome
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用語:
チオール化合物:
イオウを含む化合物の一種です。一般に嫌な臭いがします。都市ガス・プロパンガスの臭いはチオール化合物の臭いです。
断片化(フラグメンテーション):
粒子が複数の光子を吸収して「爆発」して、小さな粒子に分割される現象です。非常に短い時間ですが、金が気体になるほどの高温になります。